【Web3ゲームとは?】初心者の方向けにわかりやすく解説
Web3ゲームとは、NFTゲームとかブロックチェーンゲームとかいわれる、次世代の技術を取り入れた新しい仕組みのゲームです。
いやそもそもNFTもブロックチェーンもよくわからんのにゲームにされても…と思う人もいるかもしれませんが、そんなに難しいものではないので安心してください。
詳しい仕組みとかはわからなくてもゲームはプレイできます。今まで食わず嫌いで敬遠していた人も、興味を持つきっかけになってくれれば幸いです。
Web3ゲームの特徴
ゲーム内のキャラクターやアイテムを売買・交換できる
Web3ゲームとこれまでのゲームの一番大きな違い、それは現実世界のモノと同じようにゲーム内のキャラクターやアイテムなどを、プラットフォーマー(事業者や企業)を介さずプレイヤー同士で直接交換したり売買できるということです。
これを実現するのがNFTで、一言でいうと「管理番号が付いたデジタルデータ」です。Web上で扱われるデジタルデータは容易に複製できてしまうという問題がありましたが、NFTにはそのデジタルデータの所有権を証明できる番号みたいなものが振られています。
これによって個々のデジタルデータを唯一無二のものとして識別し、他のプレイヤーと取引することが可能になります。これがNFTのチカラです。
これまでもRMT(リアルマネートレード)といってゲーム内データを売買できるサイトなどはありました。ここでは詳しく触れませんが、これを利用するには多くの問題があり法律的にもグレーな行為であるため、今では多くのゲームで禁止されています。でもこれを堂々と、しかもプレイヤー同士で直接行うことができるとなれば、それだけで魅力的に思えてきませんか?
また一つずつ識別できるということは、供給する数を発行者が決められるということでもあります。世の中にいくつ存在しているかがオープンになるので、NFTには希少性が生まれ価値が付きやすくなります。
ただしこれだけでは、デジタルデータの簡単に複製したり改変することができてしまうという欠点を解決できてはいません。この問題の対策になるのがブロックチェーンという仕組みです。
ゲーム内取引の不正や改ざんを判別しやすい
ブロックチェーン技術の最大の強みは「見える化」です。ブロックチェーン上で扱われたデータは、過去の履歴をユーザー同士で確認することができます。ゲーム内のNFTは、どこから発行され誰が所有していたのかなどをすべて確認することが可能です。
そのため誰でも不正や改ざんを判別することができ、透明性が担保された環境を作りやすいというメリットがあります。他のユーザーが管理している正規のデータと比較することで、ニセモノを掴まされるリスクを防ぐことができるというわけです。
ただし勘違いしてはいけないのは、不正や改ざんを未然に防げるわけではないということです。抑止力にはなり得ますが、正しい情報をもっていないとそもそも不正や改ざんに気づくことができないので、過信は禁物です。
遊んで稼ぐ「Play-to-Earn」
Web3ゲームの中には、ゲーム内でプレイすることにより得た通貨(トークン)も売買し、NFT同様に実際のお金に換えることができるものもあります。これが所謂「Play-to-Earn(P2E)」と言われる仕組みです。P2Eとは文字通り、「(ゲームで)遊んで稼ぐ」という意味です。中にはエアドロップ(空から降ってくるの意)といって、NFTやトークンが無料で貰えることもあります。
P2Eで稼ぐ方法として代表的なものは、大きく分けて以下の2つです。
①ゲームをプレイして報酬(トークンやNFT)を得る
これはゲーム内で与えられた役割やタスクをこなすことで獲得できる場合が多いです。獲得方法はゲームによりけりですが、ソシャゲなどによくあるミッション報酬のような感じで、ゲームをプレイし一定の条件を満たすことで他の暗号資産と交換できるトークンやNFTアイテムを入手でき、それを売却することで利益を得られます。
②購入したNFTの売買によって稼ぐ
NFTの価値は需要と供給によって変動するので、自分が買ったときより高くなれば、投資と同じようにその差額分の売却益を得ることができます。ただ売買するだけでなく、キャラクターやアイテムを育てて価値を高めたり、自分で作り出したりできるゲームもあります。また「ランド(Land)」と呼ばれるゲーム内の土地を購入し管理・運用することで、不動産収入を得られるような仕組みを取り入れているものもあります。
まとめ
Web3ゲームは、ブロックチェーン技術を活用した暗号資産やNFTを獲得することができるゲームです。プレイヤーはゲーム内アセットの所有権を得られるので、プレイヤー同士で自由に売買や交換が行えます。またゲームプレイで得られるトークンを換金することで稼げる可能性もあります。
ただ最後にNFTの注意点をお伝えすると、NFTは厳密には「デジタルデータに価値を与えることができる」わけではないということです。「所有権を証明することができる」だけであって、価値が付くのはそのNFTに需要があるときです。至極当たり前のことなのですが、これをしっかり理解できていないと、ただ数が少ないだけで自己満足にしかならない無価値なNFTを購入し大損することになりかねません。趣味で投資する分には自由ですが、利益を得たいのであれば、需要と供給のバランスを意識して価値を判断するようにしましょう。
稼げる稼げないに関わらず、これまで紹介してきたようにNFTやブロックチェーンの要素をゲームに取り入れることには革新的な意味があります。ゲーム内で入手したキャラクターやアイテムをユーザー同士で交換、売買することができる。自身がクリエイターとなってゲーム内のコンテンツを作り他のユーザーに遊んで貰える。そしてなにより、ゲーム内で積み上げてきたものが資産になるかもしれない。その体験には十分に価値があると思います。少しでも興味があれば、変な先入観や偏見を持たず、まずはプレイしてみてください。
Coincheck(コインチェック)の暗号資産/仮想通貨の購入方法を画像付きで解説
Coincheck(コインチェック)への入金が完了したら、いよいよ暗号資産/仮想通貨を購入してみましょう。コインチェックの入金方法がわからない方は、前回の記事を確認してみてください。
ただしその前に、仮想通貨には「販売所」と「取引所」の2つの購入場所があります。それぞれの特徴を理解したうえで、どちらを利用するか判断してみてください。
「販売所」と「取引所」の違い
コインチェックでは「販売所」と「取引所」でそれぞれ仮想通貨を購入することができます。違いを一言でまとめると、販売所はユーザーがコインチェックと売買を行い、取引所ではユーザー同士で直接取引することができます。
どちらで購入する場合もメリットとデメリットがあるので、まずはそれぞれの違いを簡単にまとめます。
「販売所」で売買するメリット
- 初心者でもわかりやすい
- 確実に即時売買ができる
- 少額からでも取引ができる
1.初心者でもわかりやすい
販売所での売買は仕組みがわかりやすく操作もシンプルなため、慣れていない初心者の方でも簡単に取引をすることができます。
2.確実に即時売買できる
販売所ではコインチェックと取引を行うので、売買のタイミングを問わず表示された価格で即座に取引が成立します。
3.小額からでも取引ができる
取引所では仮想通貨を購入できる数量に下限が設定されており、それを下回る金額では取引することができません。販売所ではより少額から購入できるため、初心者の方がお試しで少額購入する際に役に立つことがあります。
「販売所」で取引するデメリット
- 取引所よりも割高になりやすい
- 指定された価格でしか売買ができない
1.取引所よりも割高になりやすい
販売所では仮想通貨の種類により違いはありますが、販売業者の手数料やスプレッドと呼ばれる買値と売値の価格差(手数料とほぼ同義)が発生します。手数料が無料でもスプレッドの価格差が大きいと、最初からその分の含み損を抱えた状態で仮想通貨を保持することになります。
コインチェックの販売所手数料はこちら↓
送金・売買・入出金手数料 | 暗号資産取引所のCoincheck(コインチェック)
2.指定された価格でしか売買ができない
販売所では、販売業者に提示された価格での売買となります。指値注文もできないため、短時間でも価格変動の大きい仮想通貨では、より安値で購入できる機会を逃すリスクもあります。
「取引所」で売買するメリット
- 取引手数料が安い
- 指値注文ができる
1.取引手数料が安い
取引所は販売所と比較し手数料が非常に安いです。ユーザー間同士での取引になるため、スプレッドもかからないのが最大のメリットです。
コインチェックの取引所手数料はこちら↓
取引所手数料 | 暗号資産取引所のCoincheck(コインチェック)
2.指値注文ができる
「指値注文」では、自分の希望する価格で売買を行うことができます。売買したい価格を指定し、その金額で売買いたい人がいれば取引が成立します。
またすぐに売買を成立させたい場合は、「成行注文」を行うことで、現在の価格に近い金額で取引をすぐに成立させることもできます。
「取引所」で売買するデメリット
- 注文が成立しないことがある
- 取り扱い銘柄数が少ない
1.注文が成立しないことがある
取引所で「指値注文」を行う場合、自分が希望した価格や銘柄によって売買が成立しないことがあります。ユーザー同士でのマッチングになるため、指定した注文で売買したい人がいなければ取引できません。
「成行注文」であればすぐに取引を成立させることができますが、タイミングが悪いと思わぬ価格で売買が成立してしまうことがあるため注意が必要です。
2.取り扱い銘柄数が少ない
取引所で扱われている銘柄は、販売所に比べて種類が少ないため選択肢が限られてしまいます。取引所で売買したい場合は、事前に取扱銘柄をチェックしておきましょう。
コインチェックの取扱銘柄はこちら↓
Coincheckの取扱通貨・銘柄は?各仮想通貨の特徴を徹底解説 | Coincheck
販売所での購入方法
販売所での仮想通貨の購入はコインチェックのアプリを使って簡単に行うことができます。
ここではアプリで購入する手順を解説していきます。
1.コインチェックアプリを開き、「販売所」をタップ
2.購入したい仮想通貨の銘柄をタップ
3.「購入」をタップ
4.日本円で購入したい金額を入力し、「日本円で〇〇を購入」をタップ
「日本円で〇〇を購入」をタップしたあとに確認画面が表示されるので、再度「購入」をタップすると、購入手続きが完了します。
取引所での購入方法
取引所での仮想通貨の購入はコインチェックのWebページで行います。
Webページへのアクセスはスマホからも行うことができます。
ここではスマホ版のWeb画面から購入する手順を解説していきます。
1.コインチェックのトップページからログインし、「取引アカウント」を選択
2.画面を下部へスクロールし、「ビットコイン取引所」を選択
3.現物取引の項目までスクロールし、右上の銘柄タブを選択
4.購入したい銘柄を選択
5.「注文価格」と「注文量」を入力し「買い」と「注文する」を選択
「注文する」を選択したあとに確認画面が表示されるので、再度「注文する」を選択すると、購入手続きが完了します。
指値注文をしたい場合、「注文価格」は買い板/売り板を確認して決定してください。
現在取引されている情報を見て相場状況を判断し、購入したい価格を入力しましょう。価格や数量の桁間違いには要注意です。
コインチェックでは板の数字を直接選択することで、「注文価格」欄に価格が自動入力されます。入力後に修正もでき便利な機能なので、積極的に活用してみましょう。
まとめ
今回はコインチェックの仮想通貨の購入方法をご紹介しました。コインチェックでの購入は以下の手順で行うことができます。
販売所での購入方法
- コインチェックアプリを開き、「販売所」をタップ
- 購入したい仮想通貨の銘柄をタップ
- 「購入」をタップ
- 日本円で購入したい金額を入力し、「日本円で〇〇を購入」をタップ
取引所での購入方法
- コインチェックのトップページからログインし、「取引アカウント」を選択
- 画面を下部へスクロールし、「ビットコイン取引所」を選択
- 現物取引の項目までスクロールし、右上の銘柄タブを選択
- 購入したい銘柄を選択
- 「注文価格」と「注文量」を入力し「買い」と「注文する」を選択
コインチェックは使い勝手がよく操作方法も比較的シンプルなので、初心者の方でも手軽に仮想通貨を売買することができます。購入する際は注文価格と手数料に注意しながら、仮想通貨投資に挑戦してみてください。
それではまた!
Coincheck(コインチェック)の入金方法を画像付きで解説
コインチェックの口座開設が終わったら、まずやるべきことはコインチェック口座への入金です。コインチェックの口座開設方法がわからない方は、前回の記事を確認してみてください。仮想通貨/暗号資産を購入するためには、事前に資金をコインチェックの口座に入金しておく必要があります。
コインチェック口座への入金方法
クレジットカードや電子決済での支払いは不可なので、以下のいずれかの方法で現金(日本円)を入金しましょう。
- 銀行振込
- コンビニ入金
- クイック入金
コインチェックではアプリとWebページのどちらからでも入金できますが、今回は手軽に入金ができる、アプリでの銀行振込の方法について紹介します。アプリを立ち上げ以下の手順通りに進めていけば、誰でも簡単に入金をおこなうことができます。
銀行振込
1.アプリ下のタブから「ウォレット」をタップ
2.中央付近にある法定通貨「JPY/日本円」をタップ
3.JPY残高の画面が表示されるので「入金」をタップ
4.入金方法の選択の画面1番上の「銀行振込」をタップ
5.振込先の口座へ入金
ここまで完了すると入金用口座番号が表示されます。銀行名のところから「GMOあおぞらネット銀行」か、「楽天銀行」のどちらかを選択できます。
表示された口座に自身の銀行口座から振込めば入金完了です。振込は銀行窓口やコンビニATMなどからでもできますが、ネットバンクなどのインターネットを使った振込を活用すると手間もかからず便利です。
振込手続き後コインチェックへの反映にはタイムラグがありますので、しばらくしてから入金されているか確認してみましょう(通常は5〜10分以内には反映されます)。
反映が完了すれば仮想通貨取引が可能になります。
購入する仮想通貨の選び方
入金が完了したら、早速仮想通貨を購入してみましょう。ただしその前に、仮想通貨には投資先として以外にもそれぞれに用途や役割があります。
自分がどういった目的で仮想通貨を使いたいのかによって、銘柄選定は変わってきます。ほとんどの方は投資目的で購入しますが、それぞれの銘柄が実際にどういった使われ方をしているのかを知っておくことは投資判断の基準としても大切です。またNFTの購入を検討している場合は、そのNFTを購入するための銘柄が指定されているので事前に確認しておいてください。
ここでは代表的な銘柄の用途についても簡単にまとめておきますので、あわせて参考にしてみてください。
1. ビットコイン(Bitcoin, BTC)
【主な用途】 デジタルゴールド、価値保存
【具体的な使われ方】
- 資産として保管し、将来的な価値上昇を期待する。
- 国際送金手段として、銀行を介さずに迅速に送金。
- 商品やサービスの支払い(ビットコインを受け入れる店舗やオンラインショップで)。
2. イーサリアム(Ethereum, ETH)
【具体的な使われ方】
3. リップル(Ripple, XRP)
【主な用途】国際送金
【具体的な使われ方】
- 銀行間の迅速で低コストな国際送金。
- リップルネットワークを通じたリアルタイムの決済システム。
4. ライトコイン(Litecoin, LTC)
【主な用途】支払い
【具体的な使われ方】
- 商品やサービスの支払い。
- 個人間の送金。
- ビットコインよりも速い取引確認を利用した日常の取引。
5. ポルカドット(Polkadot, DOT)
【主な用途】ブロックチェーン間の連携
【具体的な使われ方】
6. チェーンリンク(Chainlink, LINK)
【主な用途】 データ連携
【具体的な使われ方】
7. ステラ(Stellar, XLM)
【主な用途】 国際送金
【具体的な使われ方】
- 個人間の国際送金。
- 小規模ビジネスの支払いと決済。
- 銀行口座を持たない人々への金融サービス提供。
8. ソラナ(Solana, SOL)
【主な用途】高速取引、アプリ開発
【具体的な使われ方】
- 高速で低コストな取引。
- 分散型アプリケーション(dApps)の開発と運用。
- デファイ(DeFi)プロジェクトの実装。
9. ポリゴン(Polygon, MATIC)
【主な用途】 イーサリアムの性能、処理能力の調整
【具体的な使われ方】
10. サンド(The Sandbox, SAND)
【主な用途】仮想世界の構築、ゲーム内エコノミー
【具体的な使われ方】
- The Sandbox内での土地やアイテムの購入。
- ゲーム内でのアイテムやキャラクターの取引。
- クリエイターが自分のコンテンツを作成し、収益化するためのプラットフォーム。
11. アバランチ(Avalanche, AVAX)
【主な用途】スマートコントラクト、アプリ開発、分散型金融(DeFi)
【具体的な使われ方】
- 高速で拡張性のあるスマートコントラクトの実行。
- 分散型アプリケーション(dApps)の開発と運用。
- 分散型金融(DeFi)プロジェクトの実装。
- 他のブロックチェーンと互換性を持つアプリケーションの開発。
まとめ
今回はコインチェックの入金方法と、代表的な仮想通貨銘柄についてご紹介しました。コインチェックへの入金は以下の手順で行うことができます。
スマホから簡単に入金できるので、口座開設したらすぐにやってみましょう。次回は仮想通貨の購入方法も紹介しますので、そちらもあわせて確認してみてください。
それではまた!
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を画像付きで解説
「暗号資産/仮想通貨投資をはじめたいけど、どこで買えばいいのかわからない」
そんな初心者の方向けに日本の大手国内取引所、コインチェックの口座開設方法についてご紹介します。コインチェックの口座を開設すれば、現金を入金することですぐに仮想通貨の取引をはじめることができます。
Coincheck(コインチェック)とは
コインチェックはコインチェック株式会社が運営する暗号資産/仮想通貨の国内取引所です。日本で仮想通貨投資で利益を出すためには、日本円で取引のできる国内取引所の口座はほぼ必須になります。中でもコインチェックは自動積立やステーキングなどのサービスが充実しており、特に以下の点が強みになります。
コインチェックで口座開設するメリット
- スマホアプリが使いやすい
- 取り扱い通貨の種類が多い
- NFTが取引できる
スマホアプリが使いやすい
これは初心者の方にとってとても大事なポイントです。スマホで手軽に取引ができ、難しい操作を必要とせず誰でも簡単に扱うことができます。
取り扱い通貨の種類が多い
国内取引所の中でも取り扱い銘柄数が比較的多く、ビットコイン以外のアルトコインに投資を考えている人にもおすすめできます。
NFTが取引できる
コインチェックは国内最大級のNFTマーケットプレイスを運営しています。コインチェックの口座さえあれば、専用ウォレットによって簡単にNFTの取引を行うことができます。国内外の人気プロジェクトのNFTを複数扱っているので、NFTに興味を持って仮想通貨をはじめる人には特におすすめです。
注意点
注意点として、口座開設には本人確認の審査が必要になります。審査にはそのときの混雑状況などにもよりますが、早ければ数日程度で完了します。ただ事前に取引したい期限が決まっている場合は、早めの開設手続きを行なってください。
コインチェックで口座を開設する方法
コインチェックでは、以下の3ステップで簡単に口座開設が可能です。PCだけでなくスマホでも手軽に取引を行えるようになります。
- アプリをダウンロード
- アカウントを作成
- 本人確認
事前に用意するもの
・本人確認書類
(運転免許証/パスポート/運転経歴証明書/住民基本台帳カード/マイナンバーカード/在留カード/特別永住者証明書)
コインチェックはPCからでも口座開設できますが、本人確認が楽なので今回はスマホアプリでの口座開設のやり方を説明します。
1.アプリをダウンロード
まずはコインチェックのアプリをダウンロードします。以下からダウンロードすることができます。
https://app.adjust.com/w5e5rw7
2.アカウントを作成
ダウンロードしたアプリを開き、「会員登録」をタップ。メールアドレスを登録します。次に電話番号を登録し、スマホに届くSMS認証コードを入力してください。
3.本人確認
アカウント登録が完了したら本人確認を行います。本人確認申請の受け付けには以下の条件があります。
- 居住国が日本
- 18歳以上74歳以下
①本人確認タブから「本人確認をする」ボタンをタップ。
②各種重要事項を確認し、「同意する」ボタンをタップ。
③電話番号を入力し、SMS認証を行います。
認証が終わると基本情報の入力に移ります。
④氏名、生年月日、性別、職業、住所などの必要項目を入力。
⑤利用目的、取引経験などを入力し、外国PEPsに該当しない場合はチェック。
⑥基本情報に誤りがないかを確認後、「確認」をタップ。
続いて本人確認書類のアップロードに移ります。
⑦STEP3の「本人確認書類」をタップ。
事前に用意した本人確認書類を選択します。
最後に本人確認書類と顔の撮影を行います。表示される指示に従って撮影を進めましょう。
⑧撮影完了後、「次へ」をタップ。これで本人確認手続きも終了になります。お疲れさまでした。
後日コインチェックから登録住所宛に送られてくるはがきを受け取るとすべての機能が利用可能になります。
2段階認証について
コインチェックではセキュリティ向上のために2段階認証が採用されています。2段階認証を設定しておくことで、悪意ある第三者からの不正アクセスを防ぐことができます。こちらも忘れずに設定しておきましょう。
まとめ
今回は仮想通貨投資をはじめたい方のために、コインチェックの口座開設の方法をご紹介しました。コインチェックは以下の3ステップで口座開設できます。
- アプリをダウンロード
- アカウントを作成
- 本人確認
スマホから簡単に開設できるので、まだ国内取引所の口座を持っていないという方はぜひ試してみてください。
それではまた!
【ブロックチェーンは本当に安全?】ビットコインの仕組みとハッキング事件からわかりやすく解説
どうも、ヘリトンボです。
前回はブロックチェーンの仕組みについて解説しました。今回の内容は前回の記事が前提となっていますので、まだ読んでいない方はまずこちらからご確認いただければと思います。
ブロックチェーンは、複数の技術を組み合わせることによって、一度書き込まれたデータは編集することが非常に難しく、例えそのサービスの発行元であっても改ざんすることはほぼ不可能と言われています。
ではブロックチェーンがなぜ安全といえるのか、実際の事例から確認するとともに、ブロックチェーンの仕組みを体験するのにおすすめの方法もご紹介していきます。
ブロックチェーンは本当に安全なのか
ビットコインにおけるブロックチェーン
仮想通貨の銘柄により採用されているブロックチェーンの種類は様々ですが、ここではビットコインを例にその安全性を確認してみます。
ビットコインは、マイニング(採掘)という方法で新しいブロックを生成し、その報酬として新規発行されるビットコインを手に入れることができる仕組み(PoW)になっています。このときブロックに正しく取引データが記録されているかを確認する作業を行います。
ブロックは約10分ごとに1つ生成され、そこに新しい取引を記録していきます。これを改ざんするためには過去のブロックすべてを改ざんする必要がありますが、最新の1ブロックの取引だけでもその10分以内に記録するのが精一杯なようにできています。
しかもビットコインのネットワークには、P2Pによって全世界の1万を超えるの分散された端末が参加しており、不正な取引を記録するためにはその51%以上をハッキングしなくてはなりません(51%攻撃)。
こうした理由から、ビットコインのブロックチェーンの改ざんは、実質的にほぼ不可能と言えるのです。
ちなみに、ビットコインの取引履歴はこちらから確認できます ↓
https://blockchain.coinmarketcap.com/chain/bitcoin
過去に起きた大きなハッキング事件の原因
仮想通貨の安全性に疑いの目が向けられる原因として、以下の2つの大規模な不正流出事件があります。
-
マウントゴックス事件
-
コインチェック事件
これによって「仮想通貨は危険なものだ」という認識が世間に広まることになりました。でもこれらの事件は、実はブロックチェーンが破られたことによって起こったわけではないのです。
マウントゴックスとコインチェックは、どちらも仮想通貨の取引所です。当時取引所では、顧客からの預かり資産の一部をオンライン上のウォレット(ホットウォレット)で管理していました。ウォレットとはその名の通り、仮想通貨を安全に保管するためのデジタルな財布です。
仮想通貨は常にブロックチェーン上に保存されるものですが、ウォレットにはその仮想通貨へアクセスするための秘密鍵が入っています。通常個人のウォレットでは、秘密鍵を自分で管理する必要があります。
秘密鍵は前回の記事でも解説した通り、あなたの資産データを管理するパスワードのようなものです。この秘密鍵さえきちんと管理できていれば、他人に知られる心配もなく、仮想通貨を勝手にどこかへ送金されることもありません。
でも取引所では、その秘密鍵を取引所の運営会社が管理しています。取引所では法定通貨の取引をその都度仮想通貨のブロックチェーン上に書くことはしておらず、取引所のシステム上に書き込んでいるだけです。
この取引所にあった秘密鍵の情報がハッキングに合い、顧客の資産が流出してしまいました。取引所のシステムそのものに問題があり、取り扱う金額に見合っただけの管理体制が十分に整っていなかったことが、これらの事件の原因だったのです。
ただ逆に言えば、万が一ブロックチェーンそのものの虚弱性が原因でハッキングされた場合、そのブロックチェーン上の仮想通貨はセキュリティ面で安全とはいえないと言うことです。
こうしたハッキング事件が発覚した際は、その原因が取引所にあるのか、それとも仮想通貨のブロックチェーンそのものにあるのかを、しっかり確認する必要があります。
またひとつの取引所だけに資産を集中させるのではなく、複数の取引所に分散させたり、個人のウォレットを作って動かさない資産は移しておくなどの対策も大切です。
ブロックチェーンとNFT
ブロックチェーンを体験するにはNFTがおすすめ
ブロックチェーンの仕組みをより直観的に理解するには、NFTの売買をブロックチェーン上でやってみると、目に見えてわかりやすいのでおすすめです。私も実際にNFTをはじめたことで、より理解が深まりました。
NFT化されたデジタル資産の価値はブロックチェーン上に記録され、そのNFTが使われるプラットフォームやゲームが終了したとしても、半永久的に資産として保存することができます。
NFTの売買は、現状イーサリアムのブロックチェーン上で行われることが多いです。イーサリアム(ETH)やポリゴン(MATIC、イーサリアムのセカンドレイヤー)などの仮想通貨を使ってOpenSea上で取引することができます。
OpenSeaは世界最大規模のNFTマーケットプレイスです。OpenSeaではあらゆるNFTを取り扱っているだけでなく、誰でもNFTを出品することができます。
取引所の口座を持っている人は、メタマスクという仮想通貨ウォレットを作成し、必要なイーサリアムを送金しておくことで取引できるようになります。まずは少額からでも試してみてください。
まとめ
ブロックチェーンはとても汎用性の高い仕組みであるため、仮想通貨やNFTだけでなく、その他の様々なものを管理するのにも使うことができます。ブロックチェーンプラットフォーム(実装基盤)はすでに数多くリリースされており、これからも金融を含めた幅広い業界への活用が見込まれています。
ただし仮想通貨と同じように各国の法整備が整っていないため、一般に普及するにはまだ時間がかかりそうです。仮想通貨同様、今後の展開にも注目していきましょう。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
今後も仮想通貨関連の情報を発信していきますので、是非フォローもよろしくお願いします。
【ブロックチェーンとは?】仕組みを初心者の方にもわかりやすく解説
どうも、ヘリトンボです。
この記事では仮想通貨の最強守護神、ブロックチェーンについて解説します。
ブロックチェーンは仮想通貨の根幹を支えるデータベース技術でもあり、これを理解せずして仮想通貨を語ることはできません。もちろん知らなくても取引することはできますが、この仕組みを理解しておくと、仮想通貨の投資にも根拠に基づいた判断ができ、ネガティブなニュースが出た際には冷静に事態を把握することができるようになります。
でもブロックチェーンについて調べてみると、どこも微妙に書いてあることが違ったり、小難しい単語が多すぎて意味不明…ということがよくあります。
そもそもなんでこんな分かりづらいことになっているのかと言うと、ブロックチェーン自体がまだ新しい技術なため、定義が定まりきっていなかったことも原因なのではないかと思います。
ブロックチェーンは複数の複雑な技術を応用し、掛け合わせて作られているものです。なのでこの記事ではそれぞれのパーツごとに分解・整理し、なるべく疑問を解消できるよう簡単に解説していきます。
ブロックチェーンってなに?
ブロックチェーンは「取引データを詰めたブロックをチェーンで繋いでみんなで確認できる仕組み」
ブロックチェーンとは、あえて一言でまとめると「取引データを詰めたブロック(箱)を、チェーン(鎖)で繋いでみんなで確認できる仕組み」といった感じです。
〈ブロックチェーンの特徴〉
-
システムが止まりにくい
-
データの変更や改ざんが困難
-
取引記録が残り続ける
-
運用コストを抑えられる
よく勘違いされがちですが、厳密に言えばすべての仮想通貨にブロックチェーン技術が使われている、というわけではありません。ブロックチェーンは分散型台帳技術(DLT)とも言われますが、これはより大きな枠組みでの呼称です。
ブロックチェーンはビットコイン(BTC)などに使われている非中央集権的な分散型台帳技術であり、例えばリップル(XRP)などは中央集権的な分散型台帳技術を採用しています。またブロックチェーン自体にも、「パブリック型」「プライベート型」「コンソーシアム型」といった種類があります。
この違いは仮想通貨の将来性を判断するひとつの材料にもなるので、頭の片隅に置いておいてください。今回はビットコインなどに利用されている「パブリック型」のブロックチェーンを前提としてみていきます。
ブロックチェーンを構成する技術
ブロックチェーンは大まかに分けて、以下の技術が組み合わさってできています。
1.P2Pネットワーク
このブロックチェーン技術の最大のポイントは、P2P(ピアツーピア)と呼ばれるネットワークで管理されているところにあります。これは簡単に言うと「対等なコンピュータ同士を直接繋ぐ」仕組みです。要するにボスがいないネットワークです。
これまでのシステムは、ひとつの大元となる中央サーバーで一括してデータを管理していました。でもこれは言い換えれば、中央サーバーに問題が発生してしまった場合、それに接続しているすべてのデータが被害を受ける可能性がありました。
中央サーバーは常に第三者に監視されている状態でもあり、もしその管理者が何らかの悪意を持っていた場合は非常に危険ですよね。今では当たり前に使われているクラウドサービスも、これと同じような仕組みです。
P2Pはこの中央サーバーを介さない接続方法なのです。ではどうしているのかというと、そのネットワーク上の複数のPCなどの機器(ノードと言います)同士を直接繋いで分散してデータを管理します。
もし一部のコンピュータでデータに問題が発生しても、別のコンピュータにあるデータから修復することができるので、全体として影響を受けずシステムダウンに強い仕組みになっています。
これによってブロックチェーンは非中央集権のネットワークとなり、とても高い安全性を保っているのです。
2.ハッシュ
これは簡単に言うと「ブロックに入れるデータを安全に管理する」仕組みで、暗号化技術の一種です。
ブロックに記録される個々の取引記録のデータ(トランザクションと言います)は、特殊な関数によって規則性のない一定の長さの文字列に置き換えられます。このハッシュ関数によって、どんなサイズのデータも同じケタ数のまったく異なる文字列にすることを暗号化と呼んでいます。
こんな感じです ↓
6f26642a61ab735af830fcdd9f14205533f110474d2ea1c73d192351d26e576f
これによって生成された文字列(ハッシュ値)からは元のデータを割り出すことができず、後から変更、改ざんすることもできません。このハッシュ値に変換するという作業を繰り返すことでチェーンのように繋がっていきます。
このデータブロックにはそれぞれ固有のハッシュ値だけでなく、前のブロックの値も含まれています。過去の取引データが引き継がれていくので、あるデータブロックに変更を加えようとすると、チェーン内のすべての前のブロックに変更を加えなければいけなくなります。
これを行うことは現実的に不可能なため、取引の正確な記録を安全に残すことができるのです。
3.電子署名
これは簡単に言うと「データ上の契約書に印鑑を押す」仕組みです。電子署名はすでにいろいろな分野で広く採用されていますが、ブロックチェーン上においても欠かすことのできない技術です。
電子署名はその名の通り、契約の際の署名や捺印をデータ上で行います。これによって「データが署名者によって作られたこと」と「そのデータが正しいこと」を証明でき、本人確認と改ざん防止が同時に可能になります。
紙文書でいう印鑑や手書きサイン、もしくはスマホの指紋認証のようなものと考えてください。
電子署名をするとき、「秘密鍵」と「公開鍵」と呼ばれるペアとなる鍵が作られます。鍵と言っても当然物理的なモノではなく、データを確認するためのパスワードをイメージしていただくとわかりやすいと思います。
この「秘密鍵」はデータの暗号化に使うあなた固有の鍵で、署名をするとそのデータに関する契約書に印鑑を押したのと同じ状態になります。データは「秘密鍵」で暗号化されているので、受け取る側は同時に送られる「公開鍵」を使うことでのみ、あなたの署名を復号して確認できます。
この2つによってはじめて取引が成立し、他者によって改ざんできない記録として残ります。仮想通貨が送金中に誰かに抜き取られたりしないのは、この仕組みのおかげです。
「でも復号されてしまったら、取引情報が公になってみんなにバレバレじゃない?」と思うかもしれませんが、その通りです。この取引情報は「誰が誰に何を送ったか」の記録にすぎないので公開されても問題なく、だからこそ取引履歴の透明性を保つことができるのです。
ちなみに公開されてはいけない具体的な取引内容の詳細は②のハッシュ関数によって暗号化されているので、次に紹介する④コンセンサスアルゴリズムでも判別はできません。
4.コンセンサスアルゴリズム
これは簡単に言うと「参加者みんなで確認する」仕組みです。コンセンサスは合意、アルゴリズムは問題を解決するための方法を意味します。
ブロックチェーン上では、先ほどの暗号化技術によって取引データはブロックに納められ、それらを時系列に沿ってチェーンで繋げていくことですべての取引履歴にアクセスできるようになります。
このブロックの中身が正しいかどうかを不特定多数の参加者同士で確認し、互いの合意を取っていきます。これにより不正な取引を互いに監視し排除しながら、正しい取引情報のみを記録していくことでブロックが作られます。
新しい取引データを詰めたブロックは、コンセンサスアルゴリズムに基づいて正しいと判断されたときに初めてブロックの最後尾に接続されていきます。この作業を行うことで取引が確定し、ブロックチェーンが維持されていくのです。
ちなみに仮想通貨におけるコンセンサスアルゴリズムには、PoW(Proof of Work:プルーフオブワーク)やPoS(Proof of Stake:プルーフオブステイク)といったいくつかの種類がありますが、長くなりすぎてしまうのでここでは省略します。
スマートコントラクトってなに?
ブロックチェーンの技術と相性の良い「スマートコントラクト」の仕組みについても、ついでにここで解説しておきます。
スマートコントラクトは「契約を自動化する仕組み」
スマートコントラクトは簡単に言うと「契約を自動化する仕組み」です。これを取り入れたブロックチェーンシステムとしては、イーサリアムなどが有名です。
イーサリアムのブロックチェーン上では、条件を満たせば契約や取引が人の手を介さず自動で実行されるようになっています。
例えばビットコインの送金の場合は、送金する側のウォレットから相手のウォレットに送金したという「送金情報」だけが記録されます。
これに対してイーサリアムでは、送金情報以外にも様々な情報を記録することができます。イーサリアムのブロックチェーンでは、膨大な数のDeFi(ブロックチェーン上の金融サービス)取引や、NFTの生成、売買などの処理も行うため、それらの契約に関する情報も扱う必要があるからです。
スマートコントラクトは自動販売機?
スマートコントラクトの説明としてよく例に出されるのが自動販売機です。購入したい人が「ほしい商品を選択しお金を入れる」というルールを満たすだけで、契約が成立し商品が手に入りますよね。この仕組みをデジタル上での情報や資産のやり取りに応用していると考えてください。
これにより契約や取引をスピーディーに処理でき、プログラムにより自動化されているので人為的ミスも起こりません。また仲介業者もいないので、手数料などのコストを掛けずにサービスを提供できるメリットもあります。
スマートコントラクトの特徴
スマートコントラクトの特徴としては、以下の2点が挙げられます。
・コストや時間を削減できる
本来契約を行うには、契約を締結し、締結した契約を履行するまでに第三者が必要でした。でもスマートコントラクトを活用することで、この過程を自動化し、人の手を介さずに行うことができ、その分コストや時間を削減できます。
・相手の信用度を図る必要がない
例えば自分がモノを売りたいとき、欲しい人がいたとしても、素性がわからなければ詐欺などに遭うリスクもあり怖いですよね。なのでメルカリやリサイクルショップなどのように、信用のおける仲介業者や第三者や通して保証してもらうことがあります。
でもスマートコントラクトのシステムを使えばすべて自動で行ってくれるため、不正をする余地がなく相手が信用できるかどうかを判断する必要もありません。
この仕組みをブロックチェーンの暗号化技術と組み合わせることで、第三者も本人でさえも改ざんできず、安全で透明性の高い取引をよりスムーズに行うことができるようになります。
まとめ
ここまで見てきた複数の技術の組み合わせによる、ブロックチェーンの特徴を簡単にまとめます。
〈ブロックチェーンの特徴〉
- システムが止まりにくい
- データの変更や改ざんが困難
- 取引記録が残り続ける
- 運用コストを抑えられる
このようにブロックチェーンは、システムダウンへの耐性や取引の透明性が高く、仲介手数料などのコストも削減できるとても革新的な仕組みです。今では仮想通貨以外の様々な分野でも実用化が進んできています。
でも「仕組みはなんとなくわかったけど、本当に安全なの?」「仮想通貨は危険だってみんな言ってたし…」と言う人もまだいるかもしれません。
そこで次回ではブロックチェーンの安全性について、もう少し掘り下げて見ていきたいと思います。
続く
*1:対象文字列:ヘリトンボ
【仮想通貨に投資するべき?】初心者の方にもおすすめの投資方法を解説
これまで仮想通貨の基本的な知識とその先の可能性についてみてきましたが、いかがだったでしょうか。「仮想通貨に投資してみたいけど、うまくできるか不安…」「仮想通貨のことはなんとなくわかったけど、リスクが高いっていうしはじめるのが怖い…」そんな方も多いかもしれません。
それでは仮想通貨へどのように投資していくべきなのでしょうか。
仮想通貨に限らず、投資はやり方を間違えると大切な資産を失ってしまう可能性もあります。ここでは初心者の方にも比較的低リスクではじめられる投資方法と、知っておくべき考え方をご紹介します。
仮想通貨は長期投資がおすすめな理由
仮想通貨は長期投資と相性抜群
仮想通貨へ投資する際におすすめするのは長期投資です。長期投資とは金融資産を数年単位の長い期間にわたって保有し続ける投資方法です。
短期トレードは普段から値動きを小まめにチェックする必要があり、手数料の問題や、チャート分析のスキルも必要になるため、初心者の方が挑戦するにはハードルが高くおすすめしません。
当然それなりの利益を得るまでには時間がかかりますが、頻繁に売買を繰り返す必要もなく、長期的には大きなリターンを得られる可能性があります。また長期間売買を行わないことを活かし、レンディングやステーキングのサービスを利用することでさらに利益を得ることもできます。
将来性に期待できる一方で暴落のリスクもある仮想通貨は、長期投資ととても相性がいいと言えます。
〈仮想通貨に長期投資するメリット〉
- 価格が将来的に上がっていく可能性が高い
- 相場を過度に気にしなくていいので負担が少ない
- 手数料や税金のコストを抑えられる
- レンディングやステーキングのサービスを併用できる
ただしここでひとつ注意したいのは、投資先はどの仮想通貨でもいいというわけではないということです。長期投資におすすめする仮想通貨はやはり『ビットコイン』です。その他の所謂アルトコインはボラティリティが非常に激しいものも多く、短期的な値上がり益は期待できますが、長期的にみて上がり続ける可能性は高くありません。『ビットコイン』以外で長期投資を検討する場合は、イーサリアムなどのなるべく時価総額の大きいコインを選ぶようにしましょう。
そして仮想通貨に投資するべき理由は、値上がり益が期待できるからだけではありません。今回はそのひとつとして、仮想通貨が「現金へのリスクヘッジ」になり得るという視点から見てみたいと思います。
現金は安全資産ではない
みなさんは資産を現金でもっていることのリスクについて考えたことはありますか?特に今の日本のような国では、現金だけを持っている(預金している)ことには以下のようなデメリットがあります。
- インフレリスク
- 為替リスク
インフレリスク
ひとつめはインフレ(インフレーション)です。インフレではモノの価値が上がっていきますが、それは相対的に現金の価値が下がることでもあります。
例えばあなたが100万円を預金しているとして、銀行の普通預金の金利が0.001%とすると、1年で貰える利子はたったの10円です。一方でインフレによって貰える金利以上のペースで物価が上がっていった場合、その差分あなたの資産価値は実質的には目減りしていきます。
為替リスク
そしてもうひとつの理由は為替の変動です。円安が進むと円の価値が下がってしまい、私たちの生活を圧迫することになります。
日本は食料や資源の大部分を輸入に頼っている国です。そのため私たちがモノを購入するときには、円安の影響を物価上昇という形で受けてしまいます。
2022年以降は異常なまでの円安が続いており、2022年1月時点での為替レートは1ドル約115円程度でしたが、その後上昇を続け2024年3月時点でも1ドル約150円前後を推移している状況です。
このままでは、私たちがこれまで通りの生活水準を維持することはより困難になっていきそうです。だからこそ投資をして、外貨建ての資産にしたり、少しでも利益を増やすことは、長期的に見て自分の資産を守ることでもあるのです。
「それなら株に投資しておけば十分じゃないの?」と思う人もいるでしょうが、長期投資では資産を分散させることでリスクを抑えることができ、リターンを得るチャンスも逃しにくくなります。その中でおすすめの投資先となるのが仮想通貨です。
株式だけでなく仮想通貨に投資するべき理由
株式投資は投資先を分散しすぎるとリターンも小さくなってしまう傾向があります。適正な保有銘柄数は諸説ありますが、株式だけで分散させても市場全体のトレンドには大きく影響されます。
すでに株式投資をしていてより多くのリターンを狙いたい人にも、仮想通貨はおすすめの分散投資先になります。
分散投資における基本的な考え方
分散投資には有効とされる3つの方法があります。長期投資を考える際には以下のことを意識してみてください。
- 時間分散
- 地域分散
- アセットクラス分散
1.時間分散
これは長期投資の基本でもっとも重要です。複数回にタイミングを分けて投資することで高値掴みのリスクを避ける手法で、中でもドルコスト平均法が有名ですね。
ここでは詳しい解説は省きますが、特定の金融商品を「定期的」に「一定金額」ずつ買付ける投資手法で、目先の値動きに振り回されてしまいがちな方には特におすすめです。
2.地域分散
地域分散は投資先の地域特有のリスクを軽減する手法です。特定の地域だけに投資を集中してしまうと、災害や紛争、景気動向、政治的要因などにより大きな損失を被る可能性があります。
日本円しかもっていないことは、実質日本に集中投資していることと同義と言えるでしょう。そう考えると恐ろしいですね。
3.アセットクラス分散
アセットクラスとは株や債権、REIT(不動産)、コモディティなど、投資対象となる資産の種類や分類のことです。値動きの異なる資産に分散して投資することで、利益を得るチャンスが増え、価格変動リスクも抑えることができます。
・アセットクラス間の相関関係
こちらの表はJ.P.モルガンが出している相関係数です。相関係数とは2種類のデータの関係性を示す指標で、値が1.0に近いほど2つの資産の相関関係は高くなります。
株と組み合わせる相関係数の低いアセットと言えば債権ですが、債権はリスクが低い代わりにリターンも非常に限られているので、あくまで守りのための投資先と言えます。仮想通貨はその将来性の高さから、好況時にはより多くのリターンを期待できます。
仮想通貨は分散投資とも相性抜群
では次は、これら3つを仮想通貨に当てはめて見ていきます。
1.仮想通貨と時間分散
仮想通貨は非常に少額から投資することができ、価格変動も大きいので時間分散に向いています。ビットコインを定期積立投資している人も多く、非常に相性がいい投資法と言えます。ぜひ実践してみてください。
2.仮想通貨と地域分散
こちらの記事でも紹介した通り、仮想通貨は特定の国家に管理されていない投資先なので、地域分散の役割をひとつの銘柄でもある程度果たすことができます。主に国家の財政リスクに対する資産の逃避先になっています。
この場合、法定通貨に連動するステーブルコインは避け、なるべく中央集権的でない仮想通貨を選ぶのがいいと思います。
3.仮想通貨とアセットクラス分散
株式などと併せて仮想通貨を保有することで、他の投資先の価格が下落する局面でもポートフォリオ(金融資産の組み合わせ)全体での損失を抑えられる可能性があります。中央銀行の金融政策にも直接は影響されないため、インフレ耐性も高めです。
特にビットコインのような発行枚数に上限がある仮想通貨ではより効果的です。ビットコインは2100万枚しか発行されず、現在の世界人口で割っても約380人に1人しか1ビットコインを保有できないことになります。需要のある限定品の価値が上がるのは当然ですよね。
仮想通貨は金融危機にも比較的強く、直近のコロナショックの時も一時は株価同様下落したものの、その後1年間で約15倍もの市場規模に膨れ上がりました。これは米国の代表的な株価指数であるS&P500を遥かに上回る伸び率です。
- 仮想通貨はポートフォリオの5%程度まで
ただし最近は大口の個人投資家や機関投資家の参入が本格化したことで、株式との相関関係が高まってきていることには注意が必要です。すでに株式投資をしている人は、その資金の一部を仮想通貨に変えてみるのがいいかもしれません。
どの程度の資金を投入するかはあなたが目指すゴールによって変わりますが、最初のうちは資産全体に与える影響が少ないポートフォリオの5%程度までに抑えるのがおすすめです。あくまでリスク許容度の範囲内で投資してください。
仮想通貨は未来への投資
最後に、初心者の方にもおすすめできる投資法をあらためてまとめます。
〈仮想通貨(ビットコイン)のおすすめ投資法〉
仮想通貨のみに投資資金を集中させるのではなく、分散させて長期的な目線で投資していきましょう。
仮想通貨はリスク資産であり、リスクヘッジ資産でもある
仮想通貨への長期投資は、やり方自体はとても簡単ですが、真剣に投資をしている人ほど続けていくのは難しいです。
前提として、仮想通貨はその本質的な価値とは関係なく、外的な要因によって簡単に暴落します。それは例えば各国の規制であったり、著名人、関連企業の動向などによってです。
そのすべてを乗り越えないと、期待する利益は得られないと思ってください。暴落したときにどう行動するのか、もしくは何もしないのか、事前に想定しておくべきです。
たくさんのニュースや憶測が飛び交い価格が乱高下する中で、そのネガティブな情報が仮想通貨の未来を本当に閉ざしてしまうものなのか、冷静に観察する必要があります。それを判断するためには、仮想通貨の未来を信じ切れる根拠となる知識が不可欠だと思います。
またその将来性に期待する一方で、今一度よく考えなければいけないのは、今後世の中がどう変わっていくのかです。国の信用と通貨自体の信用、どちらがその価値を保証し続けられると思いますか?もしくはその両方の特徴をあわせ持つCBDCが、現金に取って代わるのでしょうか。
近年ではビットコインを法定通貨として採用する国も出てきています。これはあくまで実験的な事例ですが、こういった検証が繰り返されることで、着実に仮想通貨の本格導入に向けた下準備が進められていると見ることもできます。また2024年1月には、あの大手資産運用会社「ブラックロック社」をはじめとするビットコイン現物ETFの申請が承認され、合計で11社のETFが取引可能となり大きな話題となりました。これから各国の法整備もさらに進んでいくことでしょう。
そういった観点からも、いろいろな投資先に資産を分散してリスクヘッジをしながら、テクノロジーの進化の恩恵を享受するチャンスを逃さないことがこれからの時代より大切になってくると思います。機会損失もまたリスクになることを覚えておいてください。
今からでも決して遅くはないです。まずは仮想通貨に自ら触れて、その可能性を体験してみてください。この記事がみなさんの明るい未来を築いていくヒントになれば嬉しいです。
ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
今後も仮想通貨に関する役立つ情報を発信していきますので、ぜひフォローもよろしくお願いします。